ひよっこ作家

おはぎとコーヒー

2023.10.5

 夏の日差しは、外に出る者は全て焼き焦がしてやると言わんばかりに、強く痛いほどのものだったが、ここ数日でころっと秋のあたたかく柔らかい日差しに変わり、これはこれで、なんか胸が締め付けられてしんどいんだよな、となんとなくすっきりしない気分である。秋冬は日照時間の短さの影響が、顕著に気分に現れる。基本的に大雑把な性格なのだけれど、その点のみ繊細なのが困りものだ。

 

 

 子の泣き声は、「お腹が空いてる時」「眠たいけど眠れない時」の大体どっちかであることが多いが、最近は「こっちに来て遊んでほしい」の軽い泣き声も加わった感じがする。ひとりで遊んでいるときは、そっとしておいてその間に家事をちょこっと進めているが、ひとりで遊ぶのに飽きたときに大体軽く泣いている。「はいはいお待たせ」と駆け寄るとすぐに泣き止むし、涙も出ておらず、「やっときたか。あそぼうよ!」と言わんばかりに目をらんらんとさせている。今のところは、理由なく泣くことはあまりないように感じる。まだこの世に生まれて2か月だけれど、着実に成長し、いろんなことに適応していく姿はほんとうに頼もしい。来年の今頃には、もう歩いているかもしれないなんて。平日の日中は、ずっとひとりで過ごし、大人と話すことなく家で煮詰まっているせいで、夫に優しくできないときもあるけれど、カリカリしてる場合ではないよなと、今を精一杯生きている我が子を見て、反省する日々である。