ひよっこ作家

おはぎとコーヒー

2024.02.16

 いろんな偶然がかさなって、今の生活があるのだなと思う。なにかひとつ違っていれば、違う生き方をしていたのだなと。それは誰だってそうだし、選択し続けることが人生、そうわかりきったことなのだけれど。たまたま、選択したことがかさなって、今がある。いったい、どこまで遡ってみればいい。寝息を立ててねむる我が子を抱いて、この子に会えてほんとうによかったと思う。この生活を求めて、選択してきたわけではないのだけれど。家族を持つ生活なんてちっとも、想像していなかった。不思議だ。ほんとうに。不思議だなあ。

 

2024.1.5

 本年もよろしくお願い致します。避難リュックの見直しをしました。育休から復帰したら、家にいる時間は断然短くなってしまうんだなぁ…。わたしも夫も通勤にはちょうど1時間位かかるし、夫はだいぶ遠くまで外回りしているときもある。わたしの仕事は家族を後回しにして動く必要があるため、災害時に我が子のもとにすぐに駆けつけられる人がいない今の状況を、改めてどうしていこうか考えています。生活していくには、今の仕事を続けるしかないですが。祖父母に近居してほしい気持ちはあるのですが、近くに来てもらったところで揉めることが増えるだけなのではということも、容易く想像がつくので、現状変えられる点はないのです…。

 

 

 

 2023年のM-1の感想を書きます。

 

 スタミナパン【敗者復活ネタ】M-1グランプリ2023 - YouTube

 

 スタミナパン、めっちゃ笑いました。家でもずっと真似してゲラゲラ笑ってます。

 

 

ママタルト【敗者復活ネタ】M-1グランプリ2023 - YouTube

 

大好きなママタルト、ロングコートダディを破ったときは本当にうれしかった!どっちも好きだからこそ!ブチ上がるとはまさにこのことだった!この勢いのまま本戦いってほしかった〜〜悔しい!!きっと来年はストレートでいきましょう!!

 

あとは、トム・ブラウンとエバースが好きでした。フースーヤもわたしは好きです。

 

 

 そしてわたしはマユリカが好きなので、好きすぎるあまりに、決勝の場でどう出るのか冷や冷やするようなワクワクするような、まさに阪本さんの顔色の悪さと同じくらいに、緊張のあまり胸が気持ち悪くなっていたのですが、マユリカらしさがしっかり出てて、本当によかったですね。ネタも平場もよかったです。決勝の舞台にいる2人を見られて、本当にうれしかった。これからも応援してまーす!

 夫があーだこーだ言ってるのを聞きながら見るM-1、今回も楽しかったです。令和ロマン、おめでとうございます!

 

 

 

2023.12.20

 ここ2週間くらい、わたしの中で、空前の焼き菓子ブームが到来している。インスタグラムの虫眼鏡マークを押したところの「発見」のページは、焼き菓子で埋め尽くされている。少し前までは子育てに関することばかりだったのに。近所にある店は行き尽くしてしまったので、少し離れたところにも足を伸ばそうかとせっせとインスタグラムで店を探している。わたしの探し方は、好きな店がフォローしている店から見つける方法。大好きなこの店がフォローしているところなら、きっと間違い無いだろう、と。お菓子作りは、正確に分量を測らなければならないイメージが強くて、今のところ自分で作る気にはならないが、子が少し大きくなったら、一緒に作ってみたいなと思う。わたしの母は台所を汚されることをひどく嫌がっていたので、一緒に料理をしたことは一度もなかった。だからといって愛情に欠けていたわけではなく、その点では、そうだったのだ。

 

 

 「コタツがない家」のサウンドトラックがリリースされた。本当に大好きなドラマで、音楽も素敵だなと思っていたので、リリースされるのを心待ちにしていた。「万里江の明日」という曲が一番好きだ。子を寝かしつけたあと、暗闇で夫と一緒に観たこと、きっとこれから何度も何度も思い出すんだろうな。

 

 

 

 

 M-1の日はピザをデリバリーして、クリスマスには何を作ろう。毎年クリスマスに夫とケンカしているけれど、今年はしないでおこう。子が生まれて初めてのクリスマス。ツリーは子がもう少し大きくなってから買うつもりで、今年は100均で壁掛けのフェルトのツリーを買った。どこに飾るか決めずに買ってしまったので、案の定飾る場所に悩み、ひとまず玄関にある山下達郎さんのポスターの横に飾っている。あと信楽焼のたぬきが2匹、かえるが1匹、メルカリで買った編み座布団も置いてあり、あまりにも何でもかんでも置きすぎだろうかとも考え中である。

 

 

 

 

2023.12.1

 子が昼寝をしているときに、ドラマを見たり、漫画を読んだりして、毎日なにかしらの物語や文章に触れる機会が多い生活をしているのだけれど、育休から復帰したとき、果たして仕事内容についての書き物をしたり、仕事に必要な見立てのスキルは、ちゃんとわたしの中に残っているのだろうか。自動車教習所に通い、卒業した後もきちんと運転を練習をして、せっかくひとりでも乗れるようになったのに、しばらく乗らないでいるうちにペーパードライバーになってしまう、それと全く同じことが、育休を経た我が身に起きてしまうのではないかと戦々恐々としている。専門的な知識を学ぶために学校に通い、卒業したあとすぐ現場に出て専門職につき、数年がむしゃらに働き、微量ながらも蓄えてきた知識と経験が、この育児休業中に全てサラサラと水に溶けてなくなってしまっていく。もちろん育児をすることで得たこともあるはずだが、仕事に関しては、復帰するときには何もかもを失った、完全な初心者に戻ってしまっているだろう。

 

あの子はわずか4ヶ月で異様なほど急速に力をつけてきた

いろんなものを身につけてきた

治療やリハビリにもし時間がかかるなら

プレイから長い間離れてしまったら

それが失われていくのもまた早い この4ヶ月がまるで夢だったかのように……

        「スラムダンク」30巻より

 

…どうやら自分の中にも、桜木花道はいるのかもしれない。

 

 最低限、自分の書きたいことくらいは書けるままでいたいので、なるべくここで文章を書くことは続けていきたい。ただ、もっと軽い身の回りのことを書きたいのだけれど、毎日が同じことの繰り返しで、なかなか書きたいことが出てこない。結局、うだうだと頭でっかちになっている自分のことばかり書いてしまう。なるべくそうでないことを書きたいと思っているのに…。よし、今回は気分を変えて写真でも載せてみよう!

 

 

 

f:id:ru_rururururu:20231201160322j:image

甘いもの 食べ過ぎ注意!

 

 

 ちなみに今見ているドラマは『メディア王〜華麗なる一族〜』のシーズン1、読んでいる漫画は藤子不二雄A先生の『まんが道』。どちらも面白い!

 あと『いちばん好きな花』『時をかけるな、恋人たち』『きのう何食べた?』『コタツがない家』も見ている。これらは夜寝かしつけたあとに夫とふたりで見るのが楽しみ。わたしは『コタツが〜』の小林薫さんが大大大好きだ。どの登場人物も魅力的で、毎話見終わると「あー今週もほんっとに面白かったな…」とうっとり余韻に浸っている。大袈裟ではなく、本当に“うっとり”しているのだ。劇中の音楽も大好きなので、リリースを心待ちにしている次第である。

 

 

2023.11.28

 子が生まれてから3ヶ月が過ぎ、生活も少し落ち着いたところで、子の顔を見に、友人が数名会いにきてくれた。どの友人も「可愛い」「癒される」と口々に言ってくれる。我が子を優しく見つめてくれたり、可愛がってくれたりする人がいる。それはとてもとても嬉しいことで、胸がぎゅっとなる。本当に可愛くて大切で、愛おしくてたまらない存在である我が子を、親ではない誰かからも、大切に思ってもらえることって、なんて嬉しくて尊いことなのだろう。このようなことが、これから我が子にたくさん起きますようにと願う。

 

 

 出産してからというものの、ホルモンの都合で味覚が変わったのか、毎日毎日甘いものを食べていたが、どうも最近様子がおかしい。食べたいと思って食べるのに、なんだか気持ち悪いし。冬だし、なーんか気持ちの面で甘いものを欲してしまっているのかもしれない。できるだけ甘いものは控えて、歩いたり軽く運動したりして、体調を整えたい。

 

 

 

 

2023.11.13

 冬が来た!家の中を裸足で歩くと冷たい。靴下とスリッパを履く。外に出ると鼻が冷たい。空気が冬のにおいに変わっている。冬休みや年末年始を想起させるにおい。長期休みは必ず、高知県の山間にある祖母の家に帰省した。餅つきをして、おせち的な郷土料理である皿鉢料理を囲んで、ゆっくり進む時間の中で、家族と過ごす。そこに流れる時間はほんとうにゆっくり進むのだけれど、夜になるのも早いからか、なんとなくあっという間に一日が過ぎる。そんな冬の過ごし方はもう数年していないのに、今日漂っていた冬のにおいは、なぜかそのときの記憶を呼び覚まし、なにもとくべつなことはない思い出なのだけれど、そこには確かに両親に守られて生きていた子どものころの自分がいたのだと思い、胸がぎゅっとなった。

 自分が子を守り、育む立場になり、現在の自分が一番いいと思うことを選んで、日々暮らしているのだけれど、正解の道を選べているのかどうかは、わからない。今は誰にもわからないことだ。答え合わせは数年後、数十年後にできるかもしれないし、できないかもしれない。育児を難しく考えすぎていて、息が詰まってしまうことが多い。可愛い子のために、間違った選択はしたくない、最良の選択をし続けたいなんて、無茶な話であるし、傲慢なことである。分かってはいるのだけれど、自分の根底にある完璧主義がしゃしゃり出てきて、苦しい方へ苦しい方へ導いている。これをしていいのかな、この言葉掛けでいいのかな、この生活の仕方でいいのかな、難しく難しく考えている。あぁあ。このバカチンが〜。子に期待することは全く無い。そのままの子が大好きだ。自分に期待し過ぎている?自分にできることなんて何も無いじゃないか。でも、でも…。明るい気分になったり、ずるずる地を這うような気分になったり、馬鹿馬鹿しいけれど、無駄にぎちぎち考えて、一生懸命生きてる自分を抱きしめたい気もする。

 

 

 

2023.10.27

 去年の今頃、母と2人でバスツアーに参加した。2人で遠出をするのは2度目だった。

 

 初めて行ったのは滋賀県にあるラコリーナ近江八幡。電車をいくつも乗り継いで行った。出来たてのバウムクーヘンを食べたり、わたしの大好きなホットドッグを食べたりした。そこでふたりで撮った写真には、社会人はなりたてのまだ子どもの顔をしたわたしと、まだ少し若くて元気な表情の母がうつっていた。

 

 バスツアーの行き先は三重県で、御在所ロープウェイや温泉施設に行った。ちょうどわたしの仕事が落ち着いた頃だったので、母とふたりでどこかに行くならこのタイミングかなと思い、わたしから誘った。母は普段、パート先、散歩をしている池、スーパー以外のところには滅多に行かない生活をしているので、このバスツアーをすごく楽しみにしていた。母と駅で待ち合わせて、ツアーの集合場所まで一緒に歩く。集合場所に着くと、もうすでに人が集まっていた。バスに乗ると、ガイドの人がマイクを使って色々喋り始めた。皆、拍手を交えながら話を楽しんで聞いている。昼食はSAで修学旅行生がわんさかいるテーブルの隣で松茸御前を食べ、食後の自由時間では母とふたりで温かいコーヒーを飲んだ。その後ロープウェイ乗り場に向かって再びバスは走る。御在所ロープウェイの鉄塔の高さは日本一を誇るらしい。とんでもなく高く高く登っていくロープウェイ。おっかなくて、乗っている間の半分くらいの時間は目をつぶっていた。山頂の空気は澄んでいて、息を吸い込むと胸が少しひんやりした。

 最後の目的地であった温泉施設では、一緒にバスに乗っていた人と裸で顔を合わすなんて変な感じだな、と思いながらすみっこで入浴した。帰りのSAでは、停車時間15分の、時間が全然ない中だったけれど、母は「せっかくだから食べないと。」と伊勢うどんを急いで食べて、とても満足そうだった。

 

 

 バスは解散場所に到着した。わたしは夫と住む家に帰り、母は実家に帰る。ここから実家までは1時間半くらいかかる。わたしは夫に「〇〇に着いたよ。今から帰るね」と連絡する。

 一人暮らしをしていた頃は、外で母に会ってから別れるのがさみしかった。一人暮らしは気楽で楽しかったけれど、家族の待つもとに帰る母を見ると、自分は都会でひとりぼっちで暮らしている、ということを改めて感じたから。実家で住んでいたときは、家族が多い分時間の自由も効かないし、思うように過ごせないこともあったけれど、両親に守られている中で暮らす安心感が確かにあった。それは、ひとりで暮らすようになって、自分で自分を守って必死に生きるうちに気がついたことだった。時が経ち、わたしは夫の待つ家に帰り、母は、父しかいない家に帰るようになった。父は仕事でほぼ家にいないので、一人暮らしも同然の生活のようだ。立場が逆転して、母は外でわたしに会うとき、少しさみしそうだ。子がもう少し大きくなったら、3人でどこか行くのもいいかなと思う。